最も大切なのは、「ここでどのような暮らしをしたいのか」を設計者にしっかりと伝えることです。そのためには、どのように伝えればよいのでしょうか。いくつかのポイントをご紹介します。
1. 思いつくことをすべて伝える
まずは、思い浮かぶことをすべて伝えることが重要です。要望の数が多くても問題ありませんし、それぞれが矛盾していても構いません。設計者にとっては、後から小出しに伝えられるよりも、最初にまとめて伝えられたほうが、全体の設計をスムーズに進めやすくなります。
2. 家族全員の希望を一つにまとめる必要はない
家族それぞれの希望を出しましょう。家族とはいえ、好みや価値観は異なります。無理に意見を一つにまとめることで、誰かが我慢を強いられ、その結果として計画が滞るケースを多く見てきました。そうならないためにも、全員の希望をまずはリストアップし、優先順位をつけたり、折り合いをつけられる設計を考えたほうがよいのです。
3. 必ず文章にして伝える
口頭だけで伝えると、伝え間違いや聞き間違いが発生しやすく、後々「話が違う」といった食い違いが生じることがあります。文章が苦手な方は、箇条書きでも構いません。文章にしておくことで、こうした問題を防げるだけでなく、自分自身の要望を整理する効果もあります。
理想的には、打ち合わせの前にメールなどで要望を送っておくと、当日の打ち合わせがよりスムーズに進みます。ぜひ、実践してみてください。
■お問い合わせ先 建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一
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