2026年3月10日火曜日

団地は駅から遠い?神戸・阪神間の駅徒歩圏団地を紹介|連載:暗く考えてない?実は明るい団地の暮らし

団地とリノベーションに詳しい建築家/不動産屋の吉永です。

前回のブログでは、意外と都心から遠くなく、駅にも近い北摂の団地を紹介しました。今回は、神戸および阪神間の団地を取り上げます。

神戸では、北区・須磨区・西区に多くの団地が建てられています。これらのエリアからは地下鉄を利用して三宮までおおむね20〜30分で到着します。条件によっては、ドアツードアで通勤時間が1時間以内に収まることも珍しくありません。



例えば名谷駅や学園都市駅の周辺では、駅から徒歩10数分のエリアに団地が広がっています。駅前には商業施設がコンパクトにまとまり、日常の買い物や生活サービスが駅周辺で完結するため、利便性の高いエリアと言えるでしょう。都心に近すぎず、暮らしやすい環境が整った“穴場”とも言えるかもしれません。

名谷駅

阪神間では、尼崎市の杭瀬団地が挙げられます。最寄りの阪神杭瀬駅から団地までは徒歩10分ほど。杭瀬駅から梅田までは電車で20〜30分程度のため、こちらも通勤時間は1時間前後に収まるケースが多いでしょう。


杭瀬団地

周辺には昔ながらの味わいのある商店街が残っており、顔の見える人間関係や地域のつながりを感じながら暮らしたい方には魅力的な環境です。




「団地は不便」というイメージを持たれることもありますが、実際には駅に近く、都心へのアクセスも良い団地が少なくありません。次回以降は、京都や堺エリアの団地についても紹介していく予定です。

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2026年3月9日月曜日

団地不動産 分譲団地販売情報

団地とリノベーションに詳しい建築家/不動産屋の吉永です。

団地不動産ホームページに分譲団地物件情報を2軒追加しました。

※画像は同型の別の棟






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2026年3月3日火曜日

団地は駅から遠い?北摂で見つかる駅近団地の実例|連載:暗く考えてない?実は明るい団地の暮らし

団地とリノベーションに詳しい建築家/不動産屋の吉永です。

団地は都市中心部から遠く、さらに駅からも離れていて通勤が不便なのではないか、と考える方も多いようです。しかし関西の団地を見ていくと、意外と駅に近い立地の団地が多いことに気づきます。

UR千里桃山団地最寄り駅桃山台駅直上

関西で団地といえば、まず思い浮かぶのが千里ニュータウンでしょう。阪急電鉄と北大阪急行という、大阪中心部に直結する2本の鉄道路線がニュータウン内を走っており、大阪市内の主要駅までおおむね30分程度で到着します。最寄駅から徒歩10数分の団地も少なくなく、条件によってはドアツードアで通勤時間が1時間以内に収まることも珍しくありません。


北摂エリアではこのほかにも、阪急京都線沿線に駅徒歩圏の団地がいくつもあります。総持寺駅が最寄りのUR総持寺団地や、長岡天神駅が最寄りの竹の台団地はいずれも駅から徒歩10分程度の場所に立地しています。


「団地は不便」という先入観がありますが、実際には鉄道沿線に計画された団地も多く、通勤のしやすさという点でも十分に検討に値する住まいと言えるでしょう。

今回は北摂エリアの例を紹介しましたが、京都・神戸・堺などにも駅に近く利便性の高い団地があります。今後、地域ごとに紹介していく予定です。

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2026年2月17日火曜日

団地の「つながり」は本当に重いのか?|連載:暗く考えてない?実は明るい団地の暮らし

団地とリノベーションに詳しい建築家/不動産屋の吉永です。

団地は「人と人のつながりがある」とよく言われます。しかし一方で、その距離感を重く感じて敬遠される方もいるのではないでしょうか。実際のところはどうなのでしょう。

※写真の団地は記事の内容とは関係ありません

UR賃貸にお住まいの方々に話をうかがうと、自治会活動はかつてに比べてかなりライトになっている印象です。『滝山コミューン一九七四』のような濃密な共同体の世界は、いまではほとんど見られないと言ってよいでしょう。

そもそも自治会は任意加入ですし、なかには自治会そのものを解消した団地もあります。とはいえ、完全になくしてしまうのも少しさみしい気がします。自治会は廃止しても、夏祭りなどの行事だけは継続している団地もあるようです。

無理に参加を強いるのではなく、身の丈に合った範囲で、できる人が楽しめる活動を続けていく。いまの団地のコミュニティは、そのくらいの柔らかさに落ち着いているのかもしれません。


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2026年2月10日火曜日

シャッター商店街だけじゃない。いま面白い団地商店街の話|連載:暗く考えてない?実は明るい団地の暮らし

団地とリノベーションに詳しい建築家/不動産屋の吉永です。

「団地の中には商店街があって便利だと聞くけれど、実際はシャッター商店街になっているのでは?」
そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。確かに、残念ながらシャッターが目立つ団地商店街もありますが、今も元気に営業している商店街も各地にあります。



関西で代表的な団地商店街の一つが富田団地です。阪急系のスーパーや平和堂といった大型商業施設が近くにありながらも、団地内の商店街には個性ある店舗が並び、八百屋さんや中華料理店には行列ができることもあります。



最近では、商店街の一角に酒蔵「足立農醸」がオープンし、団地商店街の新しい動きとして話題になりました。




近年では、足立農醸のような“新しい風”が入ることで、団地商店街が再び動き始める例も見られます。東京都調布市の神代団地では、「手紙社」のカフェがオープンしたことをきっかけに、商店街の風景が大きく変わりました。手紙社の正面にある公園で遊ぶ子どもたちを眺めながら、親御さんがテラス席でくつろぐ光景も日常になっています。さらに、手紙社の出店をきっかけに、同じ志向を持つクラフトショップなども周辺に生まれています。


高度経済成長期の団地商店街は、「商品を並べれば売れる」時代の商売で成り立っていました。しかし現在では、大量消費を前提としたこのやり方は通用しにくくなり、シャッターを下ろす店舗や活気の感じられない商店街が増えていったのも事実です。

一方で、商売を担う世代が交代し、いま団地を住まいとして選ぶ人たちの価値観やライフスタイルに合ったお店が生まれることで、商店街は再び賑わいを取り戻しつつあります。
団地の商店街は衰退一辺倒ではなく、形を変えながら“再編集”されている最中なのです。

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