2回目の打ち合わせでは、初回の打ち合わせ内容を踏まえ、設計者から計画案が提案されます。できれば、異なる特徴を持つ複数のプランを出してもらいましょう。希望を反映しつつ、性格の異なる案があると、自分が本当に望む暮らし方が見えてくることがあります。
どちらのプランを選ぶか迷うでしょうが検討する過程で、まだ言葉にできていない理想やこだわりに気づくことができます。また、設計者にとっても、依頼主がどの案を選ぶのかを通じて価値観や優先順位をより深く理解する機会になります。
例えば、上の2つのプランでは、どちらもダイニング側にカウンター付きのシンクを配置し、背面には家電置き場と収納を設けています。しかし、右のプランは左のプランに比べて背面収納が広く取れる一方で、キッチンの窓がコンロの後ろになり、開閉がしづらく、油汚れのリスクもあります。どちらを選ぶかは、暮らし方や価値観によって変わります。
最初から選択肢を狭めず、さまざまな可能性を検討することで、後悔の少ない住まいづくりができます。設計者との対話を重ねながら、自分にとって最適なプランを見つけていきましょう。
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