鉄筋コンクリートの建物は50年しか持たないと聞いている、という話をよく聞きます。では団地は50年しか持たないのでしょうか。
よく聞かれるこの50年という数字は固定資産税を計算するときに使う耐用年数から来ていると思われます。
国税庁HPより抜粋 |
これはあくまで計算上の年数で、実際にはこの年数を超えて使われている建物も少なくありません。例えばUR賃貸で最古級の総持寺団地は築60年を超えていますがまだ現役で使われています。URのOBに聞いた話では築70年は持つようにと構造などを想定していたそうです。適切にメンテナンスしつづければ50年を超えて十分持つのです。
また、5階建てのいわゆる団地はエレベーターなど複雑な設備を持ちません。現代からみるととてもシンプルな建物です。建物はシンプルであるほどメンテナンスがしやすくなります。同じ築年数であっても団地の方が長持ちするかもしれません。
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建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一
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