2025年8月26日火曜日

団地リノベーションの設計の進め方|DIYを取り入れる前に考えたい、現実的なスケジュール感

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

前回はDIYの中でもっとも取り入れやすい例として「塗装」についてお話ししました。安全で扱いやすい塗料を選べば、素人でも施工自体は可能です。

ただし「できる」と「現実的にやり切れる」は別問題です。最大のハードルは、施工にかかる手間と時間でしょう。工事費を抑えられる一方で、何週間も週末がつぶれることも珍しくありません。実際に、途中で「全部は塗り切れない」とあきらめた例もあるのです。

では具体的にどれくらい時間が必要なのでしょうか。
例えば6畳間の壁と天井を塗る場合、まず丸1日はかかると見込んでください。塗装は2〜3回塗り重ねなければ仕上がりがきれいにならず、その間、前の塗装がしっかり乾くまで半日は待たなければなりません。さらに、塗る前には「マスキング」という養生作業が必要です。床や窓に塗料がつかないようビニールやテープで覆うのですが、これも半日程度かかります。しかも6畳間では作業できる人数が限られるため、人手を増やしても大きな効率化は期待できません。

DIYを導入するなら「費用が安くなる」だけでなく、「手間と時間をどこまで割けるか」を冷静に見積もることが大切です。現実を踏まえたうえで計画すれば、DIYは暮らしにうまく組み込むことができるはずです。

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2025年8月13日水曜日

団地リノベーションの設計の進め方|団地DIYリノベで取り入れやすい塗装

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

前回DIYをリノベーションに組み込む際は、設計段階で「目的は節約か思い出作りか」、そして「どれくらい作業に時間を割けるのか」を考えておくことの重要性についてお話ししました。今回は、リノベーションにDIYをうまく組み込むためのポイントをご紹介します。


DIYの中でもっとも取り入れやすいのは「塗装」です。油性塗料はシンナー臭が強く、刷毛の後処理や余った塗料の保管が難しいのに対し、水性塗料は臭いが少なく、水で洗えて、納戸などで手軽に保管できます。

白色塗装ではロックペイントのビニロックです。少し高くなりますが、調湿性を求めたいならチャフウォールもおすすめです。いずれもローラーや刷毛で簡単に塗ることができます。


木部の仕上げには、着色をするなら「オイルステイン」、色を付けない場合は「蜜蝋ワックス」がおすすめです。蜜蝋ワックスはスポンジで拭き掃除のように塗れるため、初心者やお子様でも扱いやすいのが魅力です。



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2025年8月5日火曜日

2025年夏季休業期間のお知らせ

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

下記の期間、夏季休暇をいただきます。

8月17日(日)~8月24日(日)

メールでのお問い合わせは通常通り受け付けておりますのでお気兼ねなくご連絡ください。

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酷暑対策、新しい選択肢―郊外ニュータウンで涼しく暮らす

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。


調査で神戸市西区の学園都市を訪れる機会がありました。さすが、緑に囲まれたニュータウンだけあって、三宮と比べると暑さはかなり穏やかに感じられます。涼しいとまではいかないものの、日陰に入ると心地よい風が吹き抜け、少しホッとできる空気でした。

駅前の大屋根に覆われた広場では、時間帯を問わず人々が思い思いに佇んでいる様子が見られ、まちのゆったりとした雰囲気も印象的です。


ここ数年の酷暑を思えば、比較的涼しい郊外のニュータウンで暮らすことには、大きなメリットがあるかもしれません。冷房にかかる電気代も抑えられますし、何より身体への負担が軽くなりそうです。

暑さが少し落ち着いた頃に、あらためてまちをじっくり歩き、住み心地についてご報告できればと思っています。

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2025年7月29日火曜日

分譲団地販売情報|箕面如意谷住宅:3LDK・3階・530万円、高台の団地で、のびやかに暮らす

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

団地不動産ホームページに物件情報を追加しました。


大阪市内を望む高台、
箕面の分譲団地箕面如意谷住宅の一室です。日当たり・風通し良好な3階の3LDKで、自然と都心アクセスの両立が叶う住まいです。




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