団地住まいを検討するものの「すぐに建て替えられてしまうのではないか」と不安に感じて躊躇する方もいらっしゃいます。団地には築50年を超えるものが増え、なかには築70年を迎える団地もあります。新築志向の強い日本において、そのような心配を抱かれるのも無理はないでしょう。では、実際のところはどうなのでしょうか。
| 建て替えた団地の例|ブリリア多摩ニュータウン |
分譲団地に目を向けると、ここ十数年で建て替えが実現した事例は、私の知る限り極めて少ないのが実情です。団地の建て替えには、居住者の意見を集約し、多くの賛同を得る必要があり、その過程には膨大な時間と労力を要します。
さらに、事業費を賄うために販売用住戸を増やして建て替えを行ったとしても、全国的に住宅が余っている状況のなかで、駅近でない立地の場合、想定どおりの価格で売れるのか、十分な戸数が埋まるのかといった不安要素もあります。
| 建て替えた団地の例|ブリリア多摩ニュータウン |
その結果、計画がある程度進んだものの、最終的にはとん挫してしまうケースも少なくありません。
こうした背景を踏まえると、「団地は一般的に建て替えられるものだ」と思い込み、最初から選択肢から外してしまうのは、少しもったいない判断だと言えるのではないでしょうか。
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