団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。
団地を買ってリノベーションをする場合、自分が思い描いているかたちに改装できる団地を購入したいところです。今回は水周りを改装しやすいのはどのような団地かについてお話しします。
3点給湯にしたいというご要望がよくありますが、購入したお部屋によって簡単にできる/できるけど難しい/全くできないが変わります。「簡単にできる」ケースの一つ目はすでに3点給湯になっている場合です。すでに給湯に必要な管や壁を通すための穴が開いているのでそれを利用すればいいわけです。
難しいのは3点給湯でないケースで浴室にしか給湯器が置けない場合です。浴室の壁はコンクリートでできているので他の部屋にお湯を送る管が通せず不可能となります。団地の管理組合によっては新たに管を通すための穴を開けるのがOKのところもあり、そこでは3点給湯にできます。OKかどうかは団地の修繕規則を調べる必要があります。個人で管理組合に行っても教えてくれるところもありますが、一般的には仲介してくれる不動産屋にお願いすると調べてきてくれます。
ここで気をつけないといけないのは同じ団地の別の部屋で3点給湯にしているからうちでもできるとは限らないということです。浴室の壁に穴をあけることが禁止されているのに管理組合に黙って開けているケースもあるのです。これが発覚すると復旧をしないといけないなど大きなペナルティを食らうことになりますので注意してください。
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建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一
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