前回は浴室、トイレ、洗面がどの程度動かせるかについてお話ししました。今回はキッチンの場合です。
どの程度動かせるかは外に出ていく排水管が床からどの程度の高さにあるかによって決まります。壁付のキッチンをペニンシュラ型に変更する場合を例に説明しましょう。
まず一つ目の例。この例では排水管が床下にありました。水は低い方に流れますから外に出ていく高さが低ければ低いほど遠く離すことができ位置の自由度が高くなります。
もう一つの例。こちらは床より高い位置に排水管がありました。普通に考えると壁際からキッチンを動かすのは難しいのですが、排水管からペニンシュラキッチンまで配管スペースを床上に設けて実現させました。ベランダに出るのにはこの配管スペースをまたがないといけませんが、頻繁に出入りすることもないためキッチンの移動を優先させました。
このようにどの程度動かせるかはケースバイケースであるため購入時は注意が必要です。内覧時に専門家を連れていくことをおすすめします。
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