2021年4月16日金曜日

廃墟にならない分譲団地のポイントは修繕積立金

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

「近々建て替えられないだろうか」「将来廃墟にならないだろうか」、これらは団地を買ってリノベーションすることを検討される方からの相談でよく質問されることです。最近マンションが管理不全や修繕積立金が十分集まられないため修繕工事が適切に行われず廃墟になる可能性がある…という記事を特に中古マンションの情報収集に熱心な方は目にすると思います。では団地はどうなのでしょう。


マンションの修繕積立金は国交省の目安で165円~250円/㎡・月(15階建て未満、1000㎡未満の場合)とされています。団地で比較的広い60㎡のお部屋では9,900~15,000円ということになります。ただし5階建てのいわゆる団地ではエレベーターや給水ポンプなど大掛かりな設備のないためこれより安くて済むと思われます。エレベーターなしの団地の場合は国交省の目安を多少下回っていても心配しなくてもいいでしょう。実際計画的かつ適切に修繕を行っている団地での修繕積立金は100~150円台/㎡・月が相場のようです。この程度修繕積立金を不足なく集め、適切なタイミングで適切な修繕工事を行っていれば建物がボロボロになるいわゆる廃墟団地になることはないでしょう。 



■家賃および販売価格相場、住所、治安、評判などこの団地について詳しい情報は団地不動産までお問い合わせください。 建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一 tel:072-683-6241 mailto:yoshinaga@ysng.org