こんにちは、団地家の吉永です。
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先日、花畑団地で行われたUR団地再生デザインコンペで
優秀賞をとったらいおん建築事務所の嶋田洋平さんとお話しする機会がありました。
このコンペの一次審査通過案の中で私が推していた案の一つが嶋田さんの案でした。
参考)団地家ブログ「UR団地再生デザインコンペ一次通過案について団地愛好家としての評」
この日は嶋田さんの小倉での活動を紹介する講演会。
ひとつの建物のほんの一角からスタートして
地域の活性化に話が広がっていくメルカート三番街の話が
まるでわらしべ長者のようで実に面白かった。
持続的なまちの活性化に必要な楽しさと確かさ
この二つがきちんと説明されていてとてもためなるお話でした。
そして、花畑団地コンペの優秀賞案のことも聴きたかったのでお願いして、
2次審査でのプレゼンテーションを見せてもらいました。
子育て支援の施設としてコンバージョンすることにより
メルカート三番街と同様、ひとつの棟から団地全体、
そして足立区全体のためになるような提案で
地域の分析からその事業計画そして具体的なプランまで
その緻密さは見事でした。
参考)らいおん建築事務所「UR団地再生コンペ/2次公開審査」
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観月橋団地の再生、無印良品とのコラボレーション、
改装をOKとしたDIY住宅など部屋単体を改装するプロジェクトが
URから数々打ち出されています。それはそれでいい“試み”ですが
次のステップを考えたとき単にインテリアを改装するだけでは
限界があるように思います。
それに気がついているからこそデザインだけではなく
その使い方から考えなおすことにより団地全体を再生し
しいてはそのまわりの地域も活性化する…
このコンペはそういう趣旨で開催されたはず。
だからこそ嶋田さんが実施案になるべきだったのにと
あらためて残念に思いました。