こんにちは、団地家の吉永です。
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さる4月22日、わたしも企画に関わっている
ニッポン建設映像祭団地特集が開催されました。
昭和、特に高度成長期の建設記録を上映するニッポン建設映像祭、
今回は日本住宅公団時代の建設映像三本の上映を
常盤平団地の実物大模型を展示している松戸市立博物館にて行い、
併せて常盤平団地の見学会も行うという
団地欲を満たすにも余りある一日でした。
午前の見学会には40名の方々が参加。
案内板を前に団地への期待は高まります。
「新日本街路樹百景」に選ばれた常盤平けやき通りをてくてく歩きながら団地の奥深くへ。
公園のような環境と星型住宅がお出迎え。
今回は特別に星型住宅の一つを見学させていただきました。
レアな団地の中に入れるとあってみな満面の笑顔です。
いざ中に。
お邪魔します!
お?
おお!!
当日は別の星型住宅にお住まいの方に案内をしていただきました。
人気が高くなかなか空きが出ない星型住宅に入居するまでの苦労話や、
どのように生活していたかなどをうかがいました。
現在もめったに空きが出ることは無いそうで
争奪戦になることは必至です(ちなみに抽選ではなく先着順で決まります)。
そして午後は会場を松戸市立博物館に移し
団地建設記録映像の上映会です。
あいにくの雨の中90名の方々が参加してくださいました。
上映作品は
「新しい都市(常盤平団地の建設記録)」
「公団アパートを量産する」
「集団住宅建設記録(千里山団地の建設記録)」
また、集合住宅に造詣の深い植田実様をゲストに招き
旧公団の団地の魅力についてお話をうかがいました。
単調なようで実は奥深い豊かさを持つ公団団地について
熱く語っていただきました!
午前の見学会、当時を伝える貴重な映像そして植田様のトーク、
丸一日団地漬けになってその魅力を再発見することができた
ニッポン建設映像祭でした。
※本映像祭および見学会は下記の方々のご協力の元
開催することができました。この場を借りまして御礼申し上げます。
・松戸市立博物館
・UR都市機構
・松戸市役所
・地元団体のみなさま
・サントリー文化財団