浴室を改装したいというご要望もよくあります。タイル張りの浴室も趣がありますが、目地掃除が大変ですし特に冬の寒さは堪えます。改装の方法は主に二つあります。一つは断熱性のある樹脂パネルを壁に貼り付ける方法、もう一つはユニットバスを入れる方法です。今回はこのユニットバスを入れる場合、急いだほうがよいという話です。
団地でユニットバスを入れる場合、最も適しているのがタカラスタンダードの広ろ美ろ浴室です。壁、天井がホーロー製なので洗いやすく、清潔という点もよいのですが、一番のメリットは団地の浴室に設置しやすいということです。
一般のユニットバスは寸法がメーカーの規格で決められているので、ちょうどいい大きさが無ければ今の浴室よりとても狭くなってしまう可能性があります。また、団地浴室の排水は独特なのでこの排水が取りづらく、事実上設置できない場合があります。この点、広ろ美ろ浴室は数センチ単位で大きさをオーダーメイドできるので室内をなるべく広くとることができます。また排水についても独自の方法を取っており対応が容易です。以上から広ろ美ろ浴室が団地のユニットバスとしてはベストなのです。
ところが最近、広ろ美ろ浴室で改装しようとしたところ来年の2月でこの生産終了となると連絡がきました。この改装では十分間に合いますが、もう1,2か月もすると改装の話を始めるにはスケジュール的に厳しくなってきます。駆け込みもあると思いますので年内には設計を固めるスケジュールで進める必要があるでしょう。
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