先日、URの歴史を展示した「URまちとくらしのミュージアム」に行ってまいりました。団地好きにはたまらない展示内容でした。
なにより目玉は団地住戸の実物展示。内装については復元ではなく移築なので手触りを含めて当時の雰囲気が伝わります。間取りだけではわからない生活のための工夫、心づかいがわかるのが実物展示の良いところ。晴海高層アパートのコンクリート打ち放しの箇所は実際コンクリートを打設して作っていたし、電話交換手とやり取りをするブザーなどマニアックなギミックもあって再現度が半端ない。同潤会の作り付けベッドは現代でも使えそうな設えです。間取りと写真だけで団地を分かったつもりになっている人は必ず訪れることをおすすめします。
ミュージアムの正面には重文指定されたスターハウスをはじめとする団地が残され当時、流正之デザインがデザインしたベンチにしてまったりと眺められるという贅沢な時間を過ごしてきました。
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