5月13日に神戸市須磨区の名谷で行われた名谷住まい展へ行ってまいりました。団地リノベ事例の視察とそれらの事例を手掛けた方々のトークセッションに参加し、名谷エリアを周ってきました。
名谷にはりめぐらされた通称あかみちと呼ばれる歩行者専用路をてくてくと歩く。団地やニュータウンには造成で真っ平らに均されたイメージがあるかもしれませんが、名谷では均しきれなった地形がそこかしこに残って造成後の風景にも山の名残が残っています。高低差があるため幾何学的に建物を配置することが難しく、団地は少しづつずれながら並べられることになります。
建物がまっすぐ並んでいないから道もまっすぐ通せない。通せそうな箇所もあえてクランクさせていたりする。団地の主体によって建物もランドスケープもデザインが異なるしメンテナンスの具合で様相は異なります。歩を進めるたびに風景が変わっていき、全く退屈さを感じません。名谷はあたかも山間集落を歩いているようにわれわれの目を楽しませてくれます。
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