2016年6月22日水曜日

『海よりもまだ深く』

こんにちは、団地不動産の吉永です。

ご近所の映画館で『海よりもまだ深く』と『団地』を連続で鑑賞。
どちらも団地じゃなくても成立しそうな話だと思うけど、
舞台としてはチョイスするなら団地はベストだなと感じました。


住戸という密室空間から公園のようなオープンな空間まで、
家族から自治会という多人数のコミュニティまでスケールの違うものが団地では隣合わせになっている。
これはほかの住宅や住宅地にはないことで、その点で物語の舞台としてとてもいい場所なのではないかと思えました。

昨今レトロとかちょっと怖い場所として取り上げられがちな団地だったけど、
“こういう撮り方もできるのか”と知らしめたという点で
映像界にいいリアリティを与えるんじゃないかと思います。

特に『海よりもまだ深く』の方は普段団地であぁいいなぁ思う
なんでもないアングルがあちこちビシバシとでてきて「監督、団地のことよくご存知で!」と終始うなりっぱなし。
インテリアもサッシとかキッチン周りとか
適度に平成なりの改修がされていてまさに今の団地を映している。
給湯器と一体になった換気扇が映画で映ったのはこれが最初ではないか。
すごいなと思っていたらにURの一般改修を手がけている
JS日本総合住生活がエンドロールの美術監修のクレジットに出てきてあぁなるほどねと。

分譲棟の住民を演じている橋爪功がすばらしかったなぁ。
あぁ確かに分譲団地にこんな人いるいると的確に演じていて感心しました。



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