こんにちは、団地不動産の吉永です。
神戸モトマチ大学でのトークショー「団地のつっこみどころー団地界の生態系」に出演しました。
ひたすら団地いいよね!神戸の団地もいいよね!という話をしてきました。
“団地は公団と公営でぜんぜん違うんだよー”
“しらっと四角い建物を並べただけじゃないんだよ”
“現代の住宅地で失われた環境が団地には残っている”
などなど。
団地の活性化のつもりで聞きに来られた方もいたそうですが
“団地は高齢化が問題になっていますが”→高齢化は団地の住み心地のよさの裏返し
“団地は少子化していますが”→放課後になると公園でたくさん遊んでるよ
“空き家がたくさん出ている団地はどうしたらいいでしょう”→廃止して森にすればいい
と活性化の前提を覆すような話に戸惑ったのではと。
団地の再生や活性化は「今の団地はよくないから変えなければならない」を前提としがちだけど
「団地は今こそ必要ないいものだから活かそう」とポジティブに考えたほうが前向きで明るくて前が開けていく。
MUJI×URが成功している(プロジェクトとして継続している意味で)のも
「団地はいいもの」ということ前提にしているからでしょう。
これは団地愛好家たちと付き合っていて持った確信です。
終演後“団地の見方が変わりました”という言葉が続々。
帰り際にとある団地の本に関わった編集の方から
“こんなにおもしろい団地の話ははじめて聞いた。すごいですね”と掛けられてにんまり。
見方が変われば接し方も変わる。これが団地不動産の団地活性化です。
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