2014年4月3日木曜日

MUJI×URが紹介されたガイアの夜明けを見て

こんにちは、団地不動産の吉永です。
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MUJI×URが紹介されたガイアの夜明けの録画を見終わりました。
MUJI×URについては、ずっとなにかもやもやしたものを感じていたのですが
この番組を見てそれはMUJI×URが「団地らしくない」からではなく
「無印らしくない」からなのだなと腑に落ちました。

無印の他のプロダクツのように生活のツボをそっと押すという感じではなく、
痛いほど余計な力でぐいぐい押すという感じ。
団地はそのままでも十分無印っぽいのだから
無理しないでリペア程度に抑えた方がよかったのではと。

参考例)東豊中第二団地のMUJI×UR



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それともう一点気になったのが改装前の部屋の紹介の仕方です。

URではMUJI×UR以外の普通のお部屋でも
内装、設備ともきれいに改装されています。

参考例)東豊中第二団地の一般改装

そのことを知らない人を内覧に連れて行くと
“こんなにきれいだと思わなかった”と大抵びっくりされます。

ところが番組の中で改装前として紹介された部屋は
キッチンの仕様など見ると多分団地オープン当時から
ずっとどなたかがお住まいだったため
一度も大きな改装をかけていない部屋と思われます。
これを観て「団地は昔のままの部屋を改装しないで使いまわしている」と
誤解する人がいるのではないかと心配です。

若い世代に団地に興味を持ってもらうためにはじめたMUJI×UR。
その紹介でMUJI×URはきれいだからいいけどそれ以外の部屋は
設備も内装も古いままだから入りたくないと思われては
MUJI×URを仕掛けた意味が薄れてしまいます。
そうであるならば残念なことです。