団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。
前回からのつづき、防音を考慮した床材についてです。
フローリングを採用する場合、多くの団地では修繕規約により防音仕様のものに限定されています。ですが、コストの制約から防音フローリングや防音下地の採用が難しいこともあります。では、そのような場合に選べる床材にはどのような選択肢があるでしょうか。
修繕規約をよく確認してみると、「フローリング」に対してのみ防音仕様が義務づけられているケースが少なくありません。つまり、フローリング以外の床材であれば、防音上の問題は発生しないということになります。
その中でも、脚触りや自然素材という観点から特におすすめなのがコルクタイルです。夏場はほどよくひんやりとし、冬場は冷たくなりにくい素材です。また、ほどよい滑り止め効果があり、犬や猫と暮らしているご家庭にも向いています。
さらにコストを抑えたい場合には、ビニル床シートやクッションフロアといった選択肢もあります。近年ではフローリング柄をはじめ、デザインも非常に豊富になっており、むしろフローリングよりも多彩なスタイルから選べるようになっています。
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