2025年4月15日火曜日

団地リノベーション設計の進め方|床材の決め方フローリング編

団地に詳しい建築家、団地不動産の吉永です。

今回から数回にわたり、仕上げ材の選び方についてお話しします。初回は「床材」についてです。
リビングなど、メインとなる床材にはフローリングを選ぶ方が多いのではないでしょうか。団地では、床の構造に対して防音性能の基準が設けられていることが多く、それに適した床材や床組みを採用する必要があります。フローリングは、硬い物を落としたり、家具を動かしたりした際に下階に音が響きやすいため、防音基準の対象となります。
一般的には、裏に防音用のクッション材が貼られたフローリングがよく使われます。床組みが基準を満たしているかどうかを問われないため、コストを抑えやすいというメリットがあります。また、梁下や天井高に余裕があれば、既存の床の上から直接張ることも可能です。ただし、使用できる種類が限られるため、好みの質感や色のフローリングを選びにくい場合があります。

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