今回は、団地リノベーションにおけるトイレ改修についてご紹介します。
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改装後(1960年代新築当時の便器そのままで内装のみ改装) |
タンクレスタイプの便器は見た目がすっきりして人気ですが、水道の水圧が十分でないと、正常に機能しない可能性があります。団地では水圧が低めなことが多いため、タンク付きタイプの採用をおすすめします。
団地では排水管が床下ではなく床上にあることが多いため、便器の位置を大きく動かすのは難しい場合があります。
排水には勾配(角度)が必要で、便器の高さを確保しなければ排水がうまく流れません。床下に排水管があれば多少の調整は可能ですが、床上配管では調整の余地が限られます。そのため、現在の位置から大きく動かすのは避けるのが無難です。方向を少し変える程度であれば、対応できる場合もあります。
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建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一
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