いままで内覧会に向けての準備の話をしてきました。いよいよ内覧。その時何を見ればいいのかが一番気になることでしょう。お部屋に欠陥は無いのだろうか、頭に思い描いているようなリノベーションはできるのだろうかなどなど。
これについて専門家でなくてもチェックができるコツをお教えしたいところですが、現実的にそれは難しいと考えています。餅は餅屋。団地不動産としては建築の専門家に内覧会に同行してらもうことを強くお勧めします。
すでに設計をお願いする設計事務所や工事をお願いする工務店が決まっている場合には、それらの方々に同行を依頼するとよいでしょう。決まっていなかったとしても調査料を支払えば受けてもらえるところはあるでしょう。依頼するならマンションや団地など鉄筋コンクリート造の集合住宅の経験が多そうなところに頼むのがベターです。
とはいえ、調査だけ頼んであとは別のところにというのは気が引けると思います。それならば建物の調査のみを行う業者に依頼するという方法もあります。業種としてはホームインスペクター(住宅診断士)になります。この名前で検索するとお近くのエリアでも数件見つかるでしょう。ホームインスペクターの協会もありますが、そちらで探すと公認ホームインスペクターの資格を持った方が探せるのでより信頼できる方が見つかります。
診断が専門なので必ずしも設計に強いとは限りませんが、ここの壁が抜けるかどうか程度のことであれば答えてもらえると思います。
また、これらの方々に同行してもらう場合はあらかじめ不動産屋さんにその旨伝えておきましょう。それで内覧できなくなることはほとんどないと思いますが、嫌がる不動産屋もあるのでマナーとして心得ておきましょう。
ちなみに団地不動産の場合は担当の吉永が団地のリノベーションを手掛ける一級建築士であり、公認ホームインスペクターの資格を持っています。
■お問い合わせ先 建築家不動産 団地不動産担当 吉永健一 お問い合わせフォームはこちら→