2013年11月18日月曜日

復刻するための仕上げ、設備の選び方

こんにちは、団地不動産の吉永です。

しんかな団地リペアの提案資料を鋭意作成中です。
洗面の水栓はあえて団地のontimeとは違うデザインの水栓を選んでみました。
どちらかというとレトロという表現が合うデザインの水栓を。



この団地がつくられたときの水栓はこれとは違うはずです。
しかし同じデザインのものはもう販売されていないし、
仮にあったとしても混合水栓ではないので
日々の使い勝手は不便なものとなります。
ならば混合水栓でデザインの時間軸は昔の設定のものはないか?
と思って行き当たったのがこの水栓です。
ちょっと古すぎるけどこれくらいの方がかえってしっくりくるのではと。

そんなことを考える中で仕上げや設備を選ぶにあたり
一つ基準を整理しておいた方がいいなと思い
自分なりのルールを考えてみました。
今回の水栓の場合は下記の3にあたります。

1)オリジナルのもので使えるもの(耐久性、性能OKのもの)はそのまま使う。デザインの古さは問わない。

2)オリジナルのものが使えない場合は、現在一般的に求められる性能は持っているものからデザイン的に近いのものを選ぶ。

3)2でデザイン的に合うものがない場合は時間軸的に昔目のものを選ぶ。

4)木や金属、陶器など素材そのものの質感があるものを選ぶ。樹脂やプリントものは避ける。